どぶさらい

精神衛生のために。

茂木 (2006) 3-3 ふたつめの記事(というかため息)

正直言って、いい加減疲れた。スーパーヴィーニエンスの概念に対して、ありもしない「ニュアンス」を読み込んで、心と脳について論じたかのようなツラをする、という茂木 (2006), 3-2 のやり口を見たあたりで、どうでもよくなってきたのである。こんな文章は、「出来の悪い学部生が思いつきを並べたもの未満」である。心の哲学の議論に真面目に参入しようとしている先輩が一人居れば、コテンパンに「指導される」(叩かれる)代物だからだ。

それにしても、応用哲学会は、こんなレベルに留まっている茂木をなぜシンポジウムに呼んだのか。茂木を某雑誌上で「諫めた」ことのある伊勢田哲治氏が大きく関与している学会なのに。「自由さ」、「風通しの良さ」、「ポップさ」でもアピールしたかったのか。しかし、茂木 (2006) のような議論もどきを許容することが、いいこととは全く思えない。