茂木 (2006) 1-3
現在のところ心は、脳の中のニューロンの発火に伴って生じる随伴現象だと見なされているという点にある。 (p. 30)
随伴現象説が主流なんだとさ。知らんけど。
私たちの心の中に、どのような表象が生じているかを決定するためには、どのようなニューロンの発火パターンが生じているかという情報だけで必要にして十分だということになる。これが、「認識のニューロン原理」である(第2章参照)。 (p. 30)
神経生理学がどれだけこの原理を支持する証拠を提示できているのか。私は知らない。だが、この原理の真偽も、内在主義を支持する者の間で争われる事柄に過ぎないので、当ブログの内容には大して影響しない。
「心」が随伴現象であるということは、「心」があってもなくても、脳の中のニューロンの振る舞い、その発火パターンは変わらないということになる。 (p. 31)
現在のところ、私も「心は随伴現象である」という通説に従っている。 (p. 33)
ここまで言っていながらも、茂木は、ゾンビの可能性にひとつも気づいていない。私には理解不能な箇所である。