茂木健一郎に「ノー」と言う
当ブログの目的は、この初回投稿記事のタイトル通りである。
茂木健一郎という人物は、テレビその他のメディアで盛んに活動している。しかし、学問的には全く評価に値しない。心の哲学の専門家が茂木の本について話をしないのは、そもそも時間を割くに値しないからである。それに対して、世間の多くの人々は、茂木が心について「真面目に」*1書いたものには関心がなく、ただ彼の書き散らしたものを何気なく消費しているだけである。これらの条件のもとで茂木は、自身の生活を立て、学問や芸術や世事についてコメントする立場、つまり、「お説教を垂れる側」に至ったわけである。
このことが私には腹立たしい。
そして、この怒りを世間に公開し、
「この男に金や評価を与えるのは不合理である」
ということを納得してもらうために、当ブログは存在する。
これだけのことをやるためには、きちんとした根拠というものが要求されるだろう。そのために私は、
茂木健一郎 (2006) 、『クオリア入門 心が脳を感じるとき』、ちくま学芸文庫
をブックオフで購入した(シールには450円とある)。そして、十全な批判を終えることができたら、この本を燃えるゴミに捨てようと思う。読むに値しない本が自室にあることが恥ずかしいからだ。そして、茂木の無内容なおしゃべりを封殺することさえできれば、それ以上この男に関わるのは、私の限られた時間の無駄遣いだからだ。
*1:私が括弧をつけたのは、私にとっては真面目とは到底思えないからである。